女性はエンジニアの仕事に向かないということを耳にした人は多いのではないでしょうか。
しかし、本当にそう言い切れるのか根拠まで主張できる人は少ないのではないと思います。
本記事で現役エンジニアである筆者が、女性がエンジニアに向かないと言われる原因や実態をまとめ、結局どうなのか?という点を結論づけます。
本記事の読者は以下の方を想定しております。
- エンジニアを目指したいけど迷っている女性
- エンジニアとして働いているけど上手くいっていない女性
3分ほどで読み終わりますので是非最後までご覧ください。
女性がエンジニアに向かないと言われる理由

女性がエンジニアに向かないと言われるのは主に以下の3つの理由が考えられます。
不規則な勤務が発生するから
深夜までの残業が続いたり、休日にも出勤を強いられることがあるため、女性には向かないと言われるのことがあります。
以前まではエンジニアの人手不足が深刻な状態にあり、ひとりで抱えきれないような業務量を与えられる事もありましたが、今は時代が変わってきています。
働き方改革が急速に普及してきた昨今、エンジニア業界でも適切な労働環境の整備は各企業で急速に進んでいます。
ただし、中にはプロジェクトが立て込んでいる時期であったり、リリース前の時期でバタバタしていたりと、いわゆる繁忙期となる時期があることもあるでしょう。
その場合は
- 一時的に残業時間が多くなる
- 休日に出金して対応が必要になる
といったこともありますが、その代わりに落ち着いた時期にはしっかりと休みをもらえる可能性が高いです。
ただ、繁忙期はエンジニアだけじゃなく、ほかの職種でもあるので、エンジニアだけが不規則な働き方を強いられるわけではありませんね。

エンジニアは不規則な勤務が発生するから女性に向かないとは言い切れないでしょう。
男性の多い職種だから
IT業界は男性が多いです。
以下は経産省から平成27年の「IT人材を巡る現状について」として公表されているデータになります。

上記の通りIT業界の女性比率は11.9%~14.4%であり、10人に1人しか女性が居ないことになります。
もし、IT業界に従事する場合は男性が多い職場で働くという点は避けられません。
但し、それが仕事に向かないか?と言われるとそんなことはありません。

筆者は職場などで女性のエンジニアをたくさん見てきましたが、男性と比較してむしろ優秀な方が多い印象です。
理系が少ないから
エンジニアはプログラミング開発を行うこともあり、理系出身者が多いです。
以下のデータにるとIT系を学ぶ理学部で27%、工学部で14%と女性比率の低さが伺えます。

そのため、そもそもIT業界を目指す女性が少ないという傾向があります。
ただ以下のような方は当然活躍してますし、昨今増えている傾向にあります。
- 理系出身の女性
- 文系の女性(意外と多いです)
- プログラミング未経験の女性
中には「文系だとついていけないのでは?」と不安に考える方も多いのですが、理系の経験者との差は入社して2年もあれば無くなります。

IT業界は女性が少ないですが、向いていないか?と言われると因果関係は全くないように思えます。興味がある方にはむしろ女性にもおすすめできます。
むしろ女性はエンジニアが向いている

女性はエンジニアに向いていないと言われることもありますが、むしろおすすめできます。
今回は3つの理由を述べさせていただきます。
肉体労働がない
エンジニアは肉体労働はありません。つまり男女の潜在的な能力差はありません。
エンジニアの主な仕事内容は以下の通りです。
- プログラミングなどの開発作業
- プロジェクトの管理作業
- 顧客やチームメイトとのミーティング
上記のいずれも女性でも男性とパフォーマンスの差がなく力を発揮できる作業になります。
なので、IT業界においては男女で能力差が発生しないという点において、女性にも非常におすすめできると言えます。
産休・育休から復帰しやすい
女性のライフイベントには産休・育休があります。
IT業界は産休や育休が取りやすいです。最近だと男性も育休を取る人が増えているくらいです。
厚生労働省の育休取得の推移としては平成30年で女性82.2%、男性は6.16%の取得状況です。

どの職種でも女性は育休が取りやすいですが、復帰して一線に戻れるかを心配する方も多いと思います。
エンジニアの仕事内容は1つのプロジェクトを多人数で対応することが多いため、作業を分解するのが基本です。
そのため、途中から参画しても作業を割り振りやすく、スムーズに仕事に入れます。1人に依存せずに大人数で仕事することが前提のため、復帰もしやすいですね。

プロジェクトの立ち上げは頻繁に行われるため、タイミングによっては頭から参画できることもあります。
在宅ワーク勤務がしやすい
IT業界の仕事内容は在宅でも行えることが多いため、コロナ以前から在宅ワークを行う人が多い業界です。
IT業界はコロナ前の2019年時点で
テレワークに対応割合:70%超
となっており、時間と場所に囚われない働き方が可能なことが多いです。
エンジニアは他職種と比べて、テレワークを対応している割合は約30%以上も高い結果となってます。
そのため、エンジニアであれば自由な働き方を実現しやすいです。

在宅ワークが可能だと、育児休暇後の現場復帰がしやすいですね。
どうやって、エンジニアを目指すべき?

最後に女性がエンジニアを目指すにはどうしたらいいかご紹介します。
- 未経験者向け
- 経験者で環境を変えたい人向け
の2パターン用意しました。ぜひ当てはまる方をご参照ください。
未経験の場合
未経験者の方は「プログラミングスクール」に通いましょう。
中には未経験者採用を行っている企業もありますが、まずはしっかりとITスキルを身に付けてから、就職活動を行った方が就職活動の難易度が下がります。
プログラミングスクールはたくさんありますがテックキャンプがおすすめです。
現在、テックキャンプは経産省の給付金が適用可能であり657,800円 が197,340円で受講可能です。

給付金制度は、いつ終わるかわかりませんので、早めの行動をおすすめします。
経験者で労働環境を変えたい場合
経験者の場合は「転職エージェント」に登録して良い企業を探してもらいましょう。
IT業界は売り手市場であり、有効求人場率が8倍とも言われております。
自分のライフスタイルに合った制度が存在する企業を探しましょう。
転職エージェントは以下の2社がメジャーです。
- doda(デューダ):3万件以上の豊富なIT系求人!社内SEなど多数あり!
- レバテックキャリア:サービス利用者数20万人突破!ハイクラス求人多数!
dodaは求人数がとにかく多くおすすめです。レバテックキャリアIT専門で待遇の良い会社の求人が多いことで有名です。
登録制限などはないので、試しに両方登録しておくのも良いと思います。
女性はエンジニアに向いていない?まとめ

今回は女性がエンジニアに向いていないか現役エンジニア目線で解説しました。
IT業界は男性が多く、その理由としては目指す人は理系が多いという理由があります。
就職後は男性の多い職場で働くことになりますが、それに抵抗がなければ、むしろ女性にも非常におすすめできる職種になります。
✔ これからエンジニアを目指す方
是非、前向きに検討してみてください。
まずはテックキャンプの無料カウンセリングで話を聞いてみるのがおすすめです。
ITカウンセラーに最新の就職状況の実態を教えてもらえたりやキャリアプランのアドバイスも貰えます。
✔ 経験者で環境を変えたい方
思い切って転職エージェントに登録してみましょう。
転職する予定がなくても、試しに自分の市場価値を知るために登録するのも非常に良い経験になります。
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